韓国との間で慰安婦問題が騒がれていた2015年。
日韓双方の言い分が食い違っていて、
ホントのところどうなのかを知りたくて、手に取ったのがこの本でした。
ケント・ギルバートさんもテキサス親父さんも、
ひょんなことから日本に縁ができたアメリカ人。
タイプが違うお二人が、
意見の相違がありつつもお互いを尊重しながら対談を進めていく様子が生き生きと綴られていて、
思っていたより読みやすかったです。
きちんと資料を調べて発言していて、
そんじょそこらの日本人よりも事実を把握しています。
慰安婦問題のみならず、
日本が抱える他の問題についても、
アメリカの抱える問題との共通点を見出して、日本に警鐘を鳴らしてくれています。
語り口が小気味よいせいか、読んでいて苦にならないのが魅力です。
また、アメリカや他の国から日本はどう見えるのか、外国人だからこそわかる日本の優れている点についても述べられています。
読み終わった後、日本人として素直に日本を愛してもいいし、日本人に生まれた段階ですでにラッキーだと思える一冊です。
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テキサス親父,ケント・ギルバート 青林堂 2015-05-22