読んですぐにボロボロ泣いてしまった絵本がコチラ。
「母」となった女性、特に女の子のお母さんになった女性は、共感なさる方が多いと思います。
初めて母となった喜び、不安、驚きなどなど、子育て中はいっぱいいっぱいになっちゃうことってありますよね。
つい子供にイライラしちゃったり、うまくいかなくて落ち込んだり、自分を責めてしまったり。
そんな大変な日々の中でふと気づくわが子の成長。
赤ちゃんが子供に、子供が少女に、少女が女性になり。
やがて母となり、祖母となる日が来るかもしれません。
この子も自分と同じように
泣いたり笑ったりして大きくなって、
やがて恋をして、
母になって、
いつか、いま自分が我が子にしているのと同じように
おっぱいをあげたり
おしめを替えたりするようになるのかな。
そして自分もおばあちゃんになって、
そんな娘の母親ぶりをあたたかく見守る日がやってくるのかな。
目の前のことに精いっぱいで、
今は「ステキな日々」だなんて思えないかもしれない。
でも、もしかしたら、あとで振り返ったら、
「あんなに母と子が密着して過ごした日々は後にも先にもなかった」なんて
懐かしく思う日が来るかもしれません。
私も自分のふがいなさに落ち込むこともあるし、
子供に振り回されてしまうこともしばしば。
それでも、
子供は、いとおしい存在なのだ。
母となったこと、いまこの瞬間に子供と向き合って過ごせることは、貴重な時間なのだと、
思い出させてくれる一冊です。