妊娠・出産(帝王切開)体験記――その1 妊娠検査薬でフライング検査
妊娠・出産(帝王切開)体験記――その2 雑誌買ったり病院行ったり
妊娠・出産(帝王切開)体験記――その3 つわり
妊娠・出産(帝王切開)体験記――その4 出血して慌てて受診 はこちら
切迫流産で入院し、無事退院した後はすこぶる元気でした。
退院直後、落ちてしまった体力を取り戻すべく、
無理のない程度で家事をしたり、散歩をして体力作りに励んでいました。
妊娠30週目を過ぎた、とある日の健診でのこと。
エコーをチェックした先生に
「胎盤が低いので、このままだと帝王切開になります。」
「陣痛が来る前、37週に入ったらなるべく早めに手術しましょう」
と言われました。
自然分娩を希望していた私。
そのほうが産後の回復が早いと聞いていたためです。
しかし、お医者さんの話で、いきなり「帝王切開」なんて言われたので、茫然。
胎盤が低いって、何のこと?
どうして帝王切開になるの?
私、何かしたっけ?
なんとかして自然分娩できないの?
などなど、今言われた話をなかなか呑み込めず、ただショックでした。
お医者様の説明によると、
「低位胎盤」とか「低置胎盤」などと呼ばれるものだそうで、
通常、胎盤(赤ちゃんと母体の間で酸素や栄養を受け渡しする器官)は子宮の上のほうについているのだそうです。
しかし、私の場合は子宮の下側についていて、
自然分娩しようとすると、
赤ちゃんの頭が引っかかって、先に胎盤がはがれてしまいそうな位置にあったのだそうです。
そうなると、赤ちゃんに酸素が行かなくなったり、
大出血が起きる可能性があるらしく、
母子の安全のためには帝王切開のほうがいいとのことでした。
今後、子宮が大きくなれば、引っ張られて胎盤の位置が上がることもあるようですが、
30週過ぎだと、なかなか上がることは少ないとか。
35週まで様子を見てみて、正式に決めようとのことで、
帝王切開になるかもという心づもりをしておいてくださいね、と告げられました。
ちなみに、子宮口にかかると「前置胎盤」と呼ばれ、帝王切開による出産が一般的なようです。
私の場合は、前置胎盤ではありませんでしたが、
子宮口から12~13ミリ程度しか離れていなかったようです。
改善方法を尋ねましたが、特にないとのこと。
その日から、ネットや病院で購入した妊娠・出産のテキストで
帝王切開のことを調べ始めましたが、
あまり頭に入って来ませんでした。
ショックだったんですよね。
低位胎盤が治った例などを検索するものの、
お医者様の言っていたとおり、具体的にこうすればいいという方法はなく、
もはや「治れ~」「胎盤上がれ~」と念じておりました(笑)