妊娠・出産(帝王切開)体験記――その13 頭痛と戦い、無事退院

妊娠・出産(帝王切開)体験記――その12 手術後、ハードな生活スタート の続きです。

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手術後2日目。
看護師さんが、赤ちゃんを再び部屋に連れてきてくれました。
また顔が変わっております。

新生児って、首が座ってないし、抱っこするのが怖いですよね。
産後三日目の新米母である私も、まだ全然抱っこに不慣れで怖かったです。
夫も仕事の後、毎日病室に来て、恐る恐る赤ちゃんを抱っこしていました。

ちなみに、私が出産した病院は、産婦人科と小児科がくっついた病棟になっていて、
面会は基本的に配偶者と、夫の両親・妻の両親のみに制限されています。
(特別な事情がある場合はこの限りではない)
面会は基本的に談話室でのみですが、
個室だと、個室内で面会できます。
夫にもミルクの作り方やおしめの変え方などをレクチャーしたり、
二人で名前の相談をしたりしました。

手術後、夫は毎日来てくれました。
ありがたかったですね。
私と娘を大切に思っていることを行動で示してくれて、感謝しかありません。

夕食の時間に、一緒にご飯を食べました。
(夫は自作のお弁当か、コンビニ弁当持参)
病院食は、手術後は重湯からスタートして、おかゆや普通食になっていきます。
何日目だったか忘れてしまいましたが、
出産おつかれさまでしたの意味で、お祝いの和菓子がついてきたのが嬉しかったですね。
即、ペロリでした(笑)

歩くのも、前日よりは素早く(といっても亀のようなスピードですが)動けるようになってきて、
このまま順調に回復するのかなあと思いきや、
思わぬ伏兵が現れます。
それは……頭痛です。

手術後3日目あたり。
昨日の夜も念のため、赤ちゃんを病院で預かってもらいました。
また顔変わってます、赤ちゃん。
傷の痛みは前より楽になりました。
でも、なんだか頭が重い……頭痛がひどくなっている!?
寝不足のせいかと思っていたのですが、
頭を上げると気持ち悪く、頭が絞られているかのような痛みが襲ってきます。
孫悟空になったような気分でした。
頭だけ、気圧が違う世界に置いてきてしまったかのような、何とも表現しがたい、鈍いけれど強烈な締め付けられる痛み。
数分しか起きていられず、ベッドに横になります。
ちなみに、横になっていると痛みが嘘のように引くのです。
「赤ちゃんのお世話をしなくちゃ」→体を起こす→頭痛ひどい→寝る→痛みが引く→文頭へ戻る のループです。

赤ちゃんにおっぱいをあげなければならないのですが、起きられません。
そこで、看護師さんが「添い乳」のやり方を教えてくれました。
でも、赤ちゃんもまだおっぱいを吸うのが下手だし、
私も添い乳の態勢があまりスムーズにできず、四苦八苦。
授乳クッションもうまく使えず、痛い体をどうにかこうにか授乳しました。
うまくできず、やっぱり体を起こして授乳→乳首も頭も痛い→横になる→赤ちゃんが泣く→身も心もつらい→添い乳に挑戦→文頭に戻る のループでした。

シャワーを浴びてもいいことになっていたのですが、
体を起こすのがつらくて、シャワーに行けません。

看護師さんによると、
帝王切開などで腰に麻酔をした人の中には、私と同じように頭痛がひどくなる人がいるのだそうです。
数日で収まるとのことでした。
頭痛の痛み止めを処方してもらっていましたが、それが利かなくなってしまったようで、
別な薬を処方してもらったり、水分を多めに摂取したりして、頭痛がなくなるのを待つ日々でした。

手術と、産後すぐに始まる新生児のお世話で疲れ切っているのに、
プラスして強烈な頭痛。
赤ちゃんの世話も思うようにできず、母児同質の病院なのに夜も赤ちゃんを預かってもらってばかり。
自然分娩の人は、3日もあればすたすた歩いているのを見るにつけ、
羨ましい、それに比べて自分はなんてダメなんだろうと、情けなくて涙が出てきました。
体がつらくて、心もつらくて、
出産の入院がこんなにつらいなんて思ってもいませんでした。
これからやっていけるのかな、育てていけるのかなと不安にも襲われました。
(でも、すぐそばに助けてくれる人がいるのも入院中の特権なのです。
 しんどいからこそ、甘えられる時に甘えて、しっかり体の回復に努めたほうがいいのです)

あまりに起きられず、さすがに体をキレイにしたい……。
見かねて看護師さんが、別室に連れて行ってくれて、
座った状態で頭を洗ってくれたり、体を拭いてくれたりしました。
涙でボーンと腫れた瞼を看護師さんに見られるのは恥ずかしかったですが、
案外看護師さんたちも慣れているのかもしれません。

体がすっきりすると、心も前向きになるもので、ちょっと元気が出てきました。

数日後、トイレに立とうとして起き上がったときに、なんだかいきなり頭の重だるさが消えていることに気づきました。
やっと頭痛から解放されました。
結局、私の場合は手術後8日目ぐらいまで、頭痛は続きました。
個人差はあるのかもしれませんが、帝王切開の傷の痛みの他に、頭痛もあるんだということを身をもって知りました。

傷口はすっかり良くなっていたし、他の患者さんが個室を使うとのことなので大部屋へ移動。
病院で沐浴の練習や、赤ちゃんの夜泣きも体験したところで、無事退院しました。

退院してから、赤ちゃんが乳頭混乱でおっぱい吸わなくなった話はまた今度(笑)。

* * *
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