猫前式(にゃんぜんしき)の思い出

数か月前(第二子妊娠判明前)の話になりますが、友人の結婚式に出席してきました。
友人のかわいくて美しい花嫁姿を見られて嬉しかったです☆
私も、夫に娘をお願いして、久しぶりに美容院でヘアセット&メイク&着付けをしてもらい、和装で出席。
久しぶりの和装で気分も上がりました。

友人の旦那様も穏やかそうな男性で、いい人と巡り合えた友人の幸せそうな笑顔を見てほっこりしました。
式も披露宴も滞りなく進み、お料理もおいしくて、他の出席者との会話も弾み、とても楽しいひと時でした。

ゲストとして招いてくれて、本当にありがとう☆
出席してお祝いできて、私も嬉しかったです。

こうして友人の結婚式に出席して思い出したのは、自分の結婚式のこと。
私たち夫婦が結婚式をしたのは約2年以上前なのですが、
実際にやってみるととっても大変なことがたくさんありました。
友人夫婦もきっと、準備大変だったんだろうなあとしみじみ思いました。

さて、私たちの場合、
ゲストの皆様に来ていただいて挙げた人前式のほかに、
「猫前式(にゃんぜんしき)」を行いました。
ざっくり言うと、
我が家の大事な家族の一員である小太郎さんも一緒に参加して、フォトウェディングの撮影をしてもらったのです。
結婚式・披露宴本番と並んで、とても思い出深い出来事となりました。

その時の記憶を備忘録的に書き留めていこうと思います。

小太郎さんと一緒に猫前式をしたい!

そもそも、猫前式(以下、漢字変換が大変なのでニャン前式と表記します)を行うことにしたのは、私yumikoの強い希望です。

10年以上一緒に暮らしてきた猫の小太郎さんの存在は、私の中では家族と言えるほど大きなものでした。
そして、私たち夫婦の結婚記念日(入籍日)は、小太郎さんの誕生日でもあります。
みんな一緒に家族になろう!という意味も込められています。

結婚式場には、当然ですが猫は入れません。
結婚式の前撮り(式当日より前に、婚礼衣装を着て写真を撮ること)でもペット不可です。
結婚式に招待するゲストの顔を思い浮かべながら、
何とかして小太郎さんも一緒に参加して、記念になることをできないだろうかという思いがわいてきました。

いろいろ調べていく中で、八戸市のグランフォートという写真館で
・ウェディングフォトの撮影ができる
・敷地内にチャペルが併設されていて、そこでのロケーション撮影が可能
・オプションでストーリー写真撮影(支度中や撮影中の風景の撮影)もしてくれる
・ペットの写真(スタジオ写真)や家族写真(ペット同伴例あり)も撮っている(←これ最重要)
という情報を知りました。

早速夫と二人でグランフォートに行き、詳しい話をして相談すると、
チャペルでの撮影もスタジオ撮影も、小太郎さんと一緒に撮影OKとのこと!わ~い♪
それと、チャペル挙式もできるとのこと。
(参列者30名まで・牧師・聖歌ソリスト・結婚証明書・フラワーシャワー等・クラッカー・BGMなどの演出込み)
私たちは挙式まではいかないですが、オプションで「ストーリー撮影」を付けて、
支度風景やチャペルまでの移動、指輪の写真などを小太郎さん込みで挙式風に撮ってもらうことを依頼しました。

ちなみに私たちの場合、
婚礼衣装は自分たちで用意(ネットオークションやフリマサイトで中古品をGET)しました。
猫を連れ込むので、衣装を汚したり、猫の抜け毛が貸衣装につくのは避けたい(さすがに申し訳ない)と思ったからです。
※ちょうど毛が抜け替わる時期で、抜け毛の量がハンパじゃなかった……。

そして、せっかくGETした衣装なので、本番の挙式・披露宴でも使うことにしました。
(事前に式場にも相談・了承済み)
衣装は式場や写真館でもプランに入っていたり、貸してくれたりするのですが、
猫のことと、自分たちで用意したほうが少しでも経済的にお得かな?という気持ちもあり、
最終的に自分たちで用意することにしました。
※式場の場合はプラン内で衣装割引や無料の着付け・前撮りがついていたりするし、
写真館でも貸衣装・着付け込みのプランがある(はず……)なので、そちらを利用してもいいと思います。
自分たちで持ち込み+美容師さんにお願いする場合と、式場・写真館に任せるのではどちらがお得か、
実際のところはワカリマセン(^^;)
手持ちの衣装が着たいけれど、美容師さんのあてがないよという場合、
相談すれば写真館を通して着付けやヘアメイクをお願いできるかもしれません。

ちなみに、私の場合、着付けやヘアセット・メイク等をしてくれる美容師さんは、
私が10年以上通っていた地元の美容室の美容師Sさん(猫アレルギーなし)に依頼しました。

ハプニング続出のニャン前式

準備万端のはずが……

本番当日。
車に衣装等の荷物や、ケージに入れた小太郎さんや猫トイレ(撮影が時間かかるので持参)を乗せ、いざ出発。
小太郎さんは普段は家の外に出していない、完全室内飼いの猫です。
出るとしたら動物病院に行く時ぐらいなので、ケージに入れて移動するときは「病院か!?」と警戒して嫌がります。
車の中にも、小太郎さんの絶叫がこだまし続ける中、どうにかこうにか写真館に到着。
小太郎さんが落ち着くまで待っていると、写真館スタッフのかたから連絡が。
「もう美容師さんはじめ、スタッフ全員準備ができて待っていますよ~^^」
しまった!のんびりしすぎた!ということで、慌てて写真館の中へ。
時間には余裕がありすぎるぐらい余裕を持って行動しましょう(^^;)

支度部屋(控室)に直行すると、スタッフさんが笑顔でお出迎え。
小太郎さんが遊べるであろうスペースを、段ボールを細工して用意しておいてくれました。
本当は脱走防止も兼ねていたのですが、
あっさり段ボールを飛び越え、支度部屋を動き回る小太郎さん。。。
きっと初めての場所なので、どこかに隠れたかったのでしょう。
小太郎さんが早くカメラと環境に慣れるようにと、カメラマンさん(女性)がしばしの間、小太郎さんと一緒に遊んでくれました。
小太郎さんは女性に弱く、男性にはがっつり警戒する猫なので、
女性カメラマンさんでよかった~と思いました。
グランフォートさんが用意してくれた蝶ネクタイ型の首輪をつけて、小太郎さんもおめかしです♪

それを横目に、私は自分の支度を……と思っていたら、
なんと衣装の一部(カラードレス一式)を自宅に置いてきてしまったことが判明!(@0@;)
私はヘアセットとメイクをしなければならないので、夫が自宅に取りに帰る羽目に……
持ち物確認したはずなのに、車に積み込むときに丸ごと置いてきてしまったぁ!(T_T;)

その後、どうにかこうにかウェディングドレスとタキシードに身を包み、
同じ敷地内にあるチャペル(別棟)まで移動。
エレベーターもあって、2階の支度部屋から楽々1階に移動できました。
途中、お祝いメッセージが書かれた黒板もあり、模擬結婚式のような気分で嬉しかったです♪
※写真の奥の建物がチャペル↓

小太郎さんと一緒にできるニャン前式も大事な「もう一つの結婚式」。
本番の結婚式は和装で人前式の予定だったので、
フォトウェディングではウェディングドレスを着用。
和装でも洋装でも、同じ人(=夫)との結婚の誓いを立てるのも私の中では高ポイントでした。

貧血起こしてしゃがみこむ新婦と、逃げ回る神父(にゃんぷ)

チャペルに到着し、さっそく撮影開始。
私単独の写真や、夫とのツーショット写真を撮影していきます。

小太郎さんは、チャペル内をウロウロ。

初めての場所はやはり警戒するようです。
「どこに行った!?」と目で猫を追う一同という構図が、撮影中何度も繰り広げられました。

それも含めて面白い構図で写真が撮れたので、飼い主としては満足です(^^)

そして、私はこの時、妊娠3~4ヶ月。
体調を考え、一般的につわりが軽くなるといわれている時期に前撮りを設定しました。
つわりが収まってきていたものの、それでも体調万全!とは言えない状況でした。
この日は調子が良かったはずなのですが、
無意識に緊張していたのか、
撮影途中にだんだん視界がチカチカしてきておかしくなり(←貧血の前兆)、
立っていられず床にしゃがみ込む事態に。
けがはなかったのですが、しばらく撮影を中断してチャペルの椅子に横になりました。
あらかじめ妊娠中であることをグランフォートさんに伝えていたので、
撮影を別な日にしようかとの提案もあったのですが、
式本番が近く予定的に厳しかったのと、少し休んで体調が戻った体感があったので、撮影再開となりました。

* * *
再開後は、小太郎さんもまじえて、2人+1匹での撮影です。

希望のポーズの有無を聞かれましたが、
私たち夫婦は小太郎さんと一緒に撮れれば満足ということで、具体的なポージングは思い浮かびませんでした。
そんな私たちに、カメラマンさんが提案&リードしてくれる形で撮影が進んでいきました。

そして特に気に入っている写真がコレ!↓

新郎新婦が手を重ね、その上に神父さんが手を重ねて誓いを立てるシーンをまねて、写真を撮ってもらえました☆
小太郎さん、まるで神父さんのよう。
実は見えないところで小太郎さんの手をガッチリ押さえています(笑)。
撮影時間はものの数秒。動き回る動物相手に、アイディアもテクニックもすごい。
さすがプロのカメラマンさん!
結婚記念日(=入籍日)=小太郎さんの誕生日の私たち夫婦にとって、
この写真は「みんな一緒に家族になろう」を象徴しているかのようで、撮ってもらえて大満足でした。

この後、机の上から降り、逃げ回る小太郎さん。

小太郎さんを連れて出かけることは病院以外にあまりなく、心配な点もあったのですが、
頼んでよかった~と思います。
とても良い記念になりました(^^)

スタジオ内でも逃げ回る小太郎さん

こうしてチャペル撮影は終了し、スタジオでの写真撮影をするために移動します。
ウェディングドレス、カラードレス、和装それぞれで撮影しました。
スタジオ内にはソファや巨大な扇子、毛氈(もうせん:赤いじゅうたんのようなもの)等の大道具や、花で飾られた額など、撮影に使える小道具などがたくさんありました。
スタジオでプロに撮ってもらう写真ならではという感じで、
自分たちでは思い浮かばない構図やポーズで撮ってもらうことができました。

それぞれ小太郎さんと一緒に撮影しようとするのですが、そのたびに逃げ回る小太郎さん。
カメラのほうをなかなか向かないので、あの手この手でカメラマンさんが気を引こうとしてくれました。

どうにかこうにか、撮影終了。

午後から始まった撮影でしたが、ハプニング続出だったこともあり、終わることには日もとっぷり暮れておりました。

写真選びで迷いまくる

撮影日からしばらくたって、再びグランフォートさんを訪れました。
目的は写真選び。
ニャン前式で撮った写真の中から、実際にプリントする写真を選ぶためです。
(今度は小太郎さんはお留守番です。)

気に入った写真を紙焼きにしてもらった他に、いくつかのデータをCDで購入しました。
紙の写真だと、後で見るときにページを開くだけで簡単に見られるのでいいですよ。
ニャン前式の様子はアルバムでも作ってもらうことにしたので、
膨大な量から30枚を厳選。
選定に数時間かかりました……。
しかも、一日では終わらず、別な日に再度足を運んでやっと決定。
写真選びって、結構疲れます。
データはグーグルフォトに保存しました。

ニャン前式の良かった点と反省点

良かった点と反省点を簡単にまとめます。

<良かった点>
・夫婦+猫の貴重な思い出になったこと
もう、これが一番です。言うことなし。

・プロにメイクや撮影をしてもらえて、素敵な写真ができたこと
やっぱりプロカメラマン、プロの美容師さんは違います。
きれいに撮ってもらえるのは女性として嬉しかったし、動物の一瞬の表情もしぐさも撮ってくれて大満足です。

・式本番でできない「チャペルウェディング」体験ができたこと
元々、和装で人前式をやることにしていた私たち夫婦。
ニャン前式ではチャペルでの挙式風に撮影したので、ベールアップ体験もできて新鮮でした。

<反省点>
・もっと時間に余裕を持てばよかった
これは挙式本番にも言えることだったのですが、
時間に余裕がありすぎるぐらいでちょうどよかったということが判明。
忘れ物など、予期せぬハプニングがあったりします……。
和装をもう一着撮影予定でしたが、時間が押してしまいキャンセルに。
今から思うと、時間に余裕をもって、ニャン前式でもう一着和装で撮影できれば、
人前式本番ではスケジュールを変えて、もっと時間短くできたなあと反省。

・美容師さん一人でメイク・ヘアセット・着付けはとっても大変&時間がかかる
ニャン前式は式本番のメイクやヘアのリハーサルも兼ねていたのですが、
お任せしていた美容師さんが一人だったので、時間がかかることが判明。
もう一人連れてきてもらうなど、助っ人を頼めばよかったと挙式本番のあとに気づきました(←遅すぎ^^;)
でも、ニャン前式当日に忘れ物したハプニングがあったり、
撮影中に貧血起こしたりした私は、なぜか対策を怠ってしまい、
結局なんの改善もしないまま、挙式本番を迎えてしまいました。
(私は妊娠中、頭がボーっとしていて見落としが多いらしい。)
本番の人前式でも美容師さんに孤軍奮闘させてしまい、
お客様もお待たせすることにつながり、大反省でした。

・妊娠中の前撮りや挙式・披露宴は、体調と要相談!
私の通っていた産婦人科では特に何も言われませんでしたが(基本的に自己責任)、
「妊娠中の挙式・披露宴は基本的におススメできない」という病院もあります。
妊娠中は体調の予測がつきにくいです。
無理せずに休む(そのためにも時間に余裕をもつ)、
可能なら体調が回復するまで延期するなどしてもいいと思います。
冷え対策や、ドレスのウエスト部分をゆったりとさせて体に負担をかけないようにしたほうがいいです。
ウェディングインナーにも、マタニティ用のものもありますよね。
そういうものを使いながら、体に負担をかけないようにするといいと思います。
私も美容師さんに妊娠中であることを告げ、
ウェディングドレスのウエスト周りは、かなり緩~くして着ました。
ちなみに、妊娠中の和装も可能です。
着付けの際、腰ひもや帯を苦しくないようにしてもらえます。
(よく考えたら、昔の日本人は妊娠中だろうが臨月だろうが、着物(和装)だったんですよね。)

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反省はとってもたくさんあったのですが、総じて、ニャン前式をやってよかったです。
「ニャン前式をしたい」と言ったときに、
私の気持ちを汲み取って快諾してくれた夫と、
たくさんの工夫を凝らしてくれたグランフォートのスタッフの皆さん、
一人でがんばってくれた美容師のSさん、
そして、何が何だかわからなくても付き合ってくれた(?)小太郎さん、
ありがとうございました!
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後日談。

娘が生まれて100日記念の写真を、再び小太郎さんも交えてグランフォートさんで撮影しました。
「小太郎君!また会えたね~」とスタッフの方が声をかけてくれたり、
ニャン前式で使用した首輪をもう一度つけたりして、
楽しい思い出がまた一つ増えました。

そして、美容師Sさんには、地元で結婚式に呼ばれる機会があるときには、
今もヘアセットやメイク、着付けをお願いしています。
冒頭の友人の結婚式の際も、着付けやヘア、メイクをお願いしつつ、お互いの近況を話して楽しいひと時を過ごせました。
結婚や出産など、お互いに年齢を重ねて変化していく様子を見るのも楽しいです。
これからも会えるのを楽しみにしています。